
中学・高校留学
ニュージーランドの学校の特徴
ニュージーランドでは、中学はINTERMEDIATE SCHOOL、高校はSECONDARY SCHOOLにあたります。1年間は、4つのターム(学期)で構成され、各タームの間には約2週間の休みがあります。入学は基本的にどのタームからでも可能で、1タームから入学することができます。タームは毎年少しずつ異なりますが、基本的には下記のとおりです。
ガーディアン制度
後見人制度と訳されるガーディアン制度ですが、ニュージーランドのほとんどの学校で18歳以下の生徒に対し、現地での保護者となるガーディアンをつけることを義務付けています。ガーディアンは学校生活やニュージーランド全般の生活を把握・サポートし、定期的な日本の家族へ報告を行ってくれます。
ガーディアンは、面接・家庭訪問を経て、人柄・生活状況などきちんと学生を受け入れることが可能と判断された場合のみ登録されます。これまでも何人もの外国からの生徒を受け入れた実績のある家族が多く、安心してお子様をお預けいただけますが、万一ご不満や問題が発生した場合には、他のガーディアンに変更することが可能です。
また、ご両親がお子様が学校に通う間に保護者として滞在・就労可能なガーディアンビザの修得も可能です。




公立と私立学校、共学と男女別学
ニュージーランドの中高学校は90%が公立学校で、ほかに私立とミッション系の学校があります。学校はすべて政府の認可が必要で、高い水準の教育を受けることが可能です。
公立学校は費用も割安で各高校に属する地域の学生を受け入れていますが、人気の高い学校のエリアは地価が高くなるなど、学校により人気度は異なります。
私立学校は公立より割高ですが、公立高校より高いレベルの学校が多く、校則等も比較的厳しい傾向があります。ミッション系の学校は私立のカテゴリに入りますが、キリスト教の教えを元に教育が行われています。
公私学校別学費
高校は公私にかかわらず男子校と女子校、共学校があり、男子校・女子校は一般的に共学よりもレベルが高く、校則も厳しい傾向があります。

ニュージーランドの高校のしくみ
学年は年齢で決まりますが、学習科目は各学生の学力によって決まります。そのため、科目により他学年と学習することもあります。
学生は、自分のレベルや進路を考慮し、選択科目を選択していきます。YEAR11以降は各教科ごとで単位を取得していく必要があり、次のレベルの選択科目を受講するためには、課題や授業態度、試験により指定単位数を取得する必要があります。試験は主に学内の試験とNCEA(全国統一試験)があります。
NCEA(National Certificate of Educational Achievement)は高校最後の3年間、YEAR11~13で受ける全国統一試験です。ニュージーランド政府の教育機関NZQAが行う全国統一の学力試験なので、絶対評価での判定がなされます。
試験はレベル1から3に分かれており、基礎のレベル1からレベル3では科目によってはかなり専門的な内容になります。
この結果によってポリテクニックや大学の入学判定基準となる重要な試験です。大学進学には、進学専攻の条件にあった科目でUniversity Entrance の取得が必要です。
NZCAの受験は基本的には任意ですが、学校によっては強制の場合もあります。なお、帰国子女枠での日本の大学進学を希望されている方は、学校によってはこれを判定基準の一つとしている学校もあるので、確認が必要です。
ニュージーランドの学校への入学は1TERM(約10週間)の短期から可能です。ただし、帰国子女枠での大学進学をご希望の方は、ほとんどの日本の大学が最低2年間の海外学校での就学が必要条件としています。
費用の目安

ニュージーランドの学校は、留学性の受け入れに積極的で、そのための体制も整っています。他の欧米留学国と比べ費用が抑えられることや、入学に際し、英語力が必要でないのが魅力です。
また、学校では英語で授業を受けることになりますが、英語力が不安である場合には留学生対象の英語の授業を選択可能です。
