ニュージーランド概要

先住民族のマオリ族が住むこの国に18世紀にヨーロッパ人が入植してから、欧米とは遠くはなれた地ながらも、ヨーロッパに近い気候を基に発展してきたニュージーランドは、今でも移民国家の色合いが強く、たくさんの人種と民族がそれぞれの文化を尊重しつつ社会を形成しています。
基本データ
国旗とイギリス
イギリスで有名なフィッシュアンドチップスは、ニュージーランドでも有名です。どこにでもフィッシュアンドチップスのお店はあり、キウィに聞いてみると、皆、お気に入りのフィッシュアンドチップスのお店があったりします。人気店は夕方には長い行列が出来ていることも多く、国民的食べ物です。魚屋さんがフィッシュアンドチップス店をやっていることもあり、からりと揚がった新鮮な魚を木陰のベンチで食べるといかにもニュージーランドの休日、といった感じがします。
ニュージーランド人はバーベキューも大好きです。ホームパーティとバーベキューはきっても切れない関係で、大体一家に一台はバーベキューセットを持っています。たまに、自作のバーベキュー台をお庭に設置している家もあり、こだわりは本格的です。また、町の中心となる多くの公園には、公共のバーベキュー台があり、ボタンひとつで利用できる台など利便性も中々です。
ニュージーランド独自のスイーツも多くあります。ロリーケーキやチョコフィッシュなど、見た目も楽しいものが多いです。ニュージーランド人は老若男女甘いもの好きな人が多く、新作のチョコレートが出たときは、スーパーの商品棚がごっそりなくなっているているところを見かけます。なお、ニュージーランドは世界一アイスクリームを消費している国だそうで、たくさんのフレーバーを試してみるのも楽しいですよ。
お酒はビールとワイン、特に白ワインが好まれています。地ビールや地元のワイナリーを訪れ、その土地独自の味を味わってみるのはいかがでしょうか。
ニュージーランドの国旗は、イギリス領であった過去を反映しユニオンジャックを有しています。1947年に独立はしましたが、国旗はそのまま使われています。
2016年、独立後もこれを使っていることとオーストラリアの国旗と似ていることを理由に、新しい国旗を作ろうという国民選挙が行われましたが、結果はなじみの深い現在のものを継続するという結果に終わりました。
ニュージーランドとイギリスのつながりは未だに残っており、コインに見られる女王像や女王生誕日が休日となっている点以外にも、イギリス傘下にあることを誇りに思っている国民が未だに多いことを端々で感じられます。

New Zealand flag
AUSTralia
flag
ニュージーランドのスポーツ
ニュージーランドでスポーツ、といえば先ずはラグビー。4年に一度のラグビーワールドカップの盛り上がりもさることながら、各地域の地元チームが戦うナショナルリーグも国中が熱中します。7人チーム制のラグビーセブンスのワールドシリーズも毎年大盛り上がりで、多くの人が仮装して応援に繰り出し、試合後の街中は仮装パレードのようになります。
また、クリケットも盛んです。日本ではあまりなじみのないクリケットですが、イギリス発祥で、かつてのイギリス連邦を中心に約100カ国で有名なスポーツです。野球の原型とも言われますが、ルールは中々難解で、「紳士のスポーツ」ともいわれるとおりティータイムやランチタイムを挟みつつ数日に渡り試合が行われることもあるようです。
ニュージーランドの食べ物
ニュージーランド人はレイジー(ぐうたらさん)が多いともいわれますが、一般の人もジムに通ったり、地元のスポーツクラブへの参加や、休みの日にマウンテンバイクで山道を駆け巡るなど、かなりアクティブな方も多いです。



