IELTS
IELTS(International English Testing Systemアイエルツ)とは、ケンブリッジ大学ESOL試験機構、ブリティッシュ・カウンシル、IDP Educational社という公的機関および大学組織が共同で運営しているTOEFL、TOEICのような英語試験の一種です。
イギリス、アメリカ、カナダなど約120カ国で採用され、250万人にものぼる受験者数も年々増加しています。各国の教育機関への英語力証明などに採用されており、ニュージーランドでは、大学・その他各種学校機関への入学条件や移民申請の際の必要条件ととなっています。
テストは、Academic Module(高等教育機関への出願のためのテスト)と General training Module(一般的な生活や仕事、移民用のテスト)の2つに分かれています。
Reading(読解力)、Writing(文章力)、Listening(聴解力)、Speaking(会話力)の総合的な英語力を測るテストとなっており、結果は各項目と平均値が1から9まで0.5刻みのバンドスコアで示されます。
大学入学に必要なスコアは、学部により異なりますが、平均または全項目6.0から6.5以上をとることが条件となることが多いです。テスト受験のためのスキルも必要となる方が多いため、一般的にこのスコアを取るためには、半年から一年程度の語学研修が必要とされています。
テストの結果は2年間有効ですが、開催日時が合い受験料を払えば、いつでも、何度でも受験が可能です。
試験は選択式の設問が少なく、記述式の回答がほとんどです。writingでは、150から250単語以上の文章を2つ設問に対し記述する必要があります。また、speaking ではマンツーマンのインタビュー方式で行われます。readingに関しても、ジャーナル形式の文章の読み取りなどIELTSの試験は、実際に使える英語能力を測ることができる試験と言われています。